「都構想」とは何か? ~中身を理解してから、投票するために

「大阪市を廃止して区にする」ことが「目的」である大都市法による「都構想」。それすら説明されず「ムダを無くす」「二重行政を無くす」みたいなイメージばかりで中身が分からず、「政治家のケンカ」にすら感じてしまいます。 そこでこのブログでは法律・制度をきっちり読み込んで「都構想」の基本の中身を、順番に説明します。

「都構想」の住民投票を、宣伝文句やスローガンでなく、中身でしっかり考えるために

緊急のお願い
もし「とにかく改革で
2700億円・4000億円もお金が使えるそうやから大丈夫!」と軽く思っておられる方は、まず、
(3) 都構想「協定書」や2700億円の「楽観的すぎる仮定」について (←クリック)をご覧ください。「大阪府市大都市局の発表資料」を直接読み解いて、中身を解説しています。

このブログでは、
今回の住民投票にあたって、
「何の」投票なのか? そして、注意すべきことは何か?
について、次のページで5点にまとめました。

(1)「大阪市の廃止」「特別区の設置」そして「そのやり方」の賛否を決める投票
(2)「宣伝文句」や「スローガン」を選ぶのではありません
(3)「楽観的すぎる仮定」に、用心が必要

(4)投票用紙には、「大阪市の廃止」と書かれていません
(5)1票でも多い方に決まってしまいます

その次からは、協定書の細かい内容に入って行きます。

でも、まずは、次のページをご覧ください。
ざっくりと全体のイメージがお判り頂けると思います。
また、何故、「都構想」が「判りにく」いのか? その理由も。そして、専門知識は駆使しなくても、素朴に湧く疑問について、どうなのか?を考えるヒントをまとめたつもりです。

橋下市長の「都構想」「二重行政」「改革」、
「新しい大阪がよいか?」「ムダを許すのか?」など、
イメージは良いが、実際の中身がはっきりしない宣伝文句やスローガンに流されずに。

  では、都構想の「中身」について、一緒に見て行きましょう。